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リノベーション物件とは?リフォームとの違いや費用について解説
2023.2.28
本記事では、最近話題のリノベーション物件についてご紹介します。新築物件をよりもお手頃な価格で、自分好みに作り変えることもできるため、人気が高まっています。そんなリノベーション物件について、長所や短所も含め、リフォームとの違いや費用についてもご紹介しています。これから住まい探しを始める方も、既にお探し中の方も、ぜひ本記事を参考にしてみてはいかがでしょうか?理想の住まいを見つけるために、リノベーションの知識をつけておきましょう。
1.リノベーションとは
リノベーション物件とは比較的規模の大きい改良工事を行い、住宅性能や付加価値を高めることを指します。築年数の経過した物件でも、住宅性能や付加価値を高めることができ、新築の様な住み心地を叶えられます。例えば、人気のデザインを取り入れたり、断熱性能や耐震性能を向上させることも可能です。また、家族の人数に合わせて間取りを変更することができるのも、リノベーションの魅力です。ライフスタイルや生活様式が多様化した昨今、これまでの建築物では不便になりがちなケースも増えてきています。そんなネック部分を解消できるのがリノベーションです。
1-1.リノベーション物件とは
リノベーションが施された物件をリノベーション物件、リノベ物件と呼びます。新築や築浅よりもお手頃な価格設定であることが多く、近年人気の高い物件です。建物自体は古くても、耐震や断熱面の対策も行われている物件が多いため、安心して居住することが可能です。
1-2.選べるリノベーションスタイル
リノベーションには、一部だけを改修する「部分リノベーション」と内装を一旦取り除きスケルトンにした状態で改修を行う「フルリノベーション」の2つの方法があります。どちらにもメリットとデメリットがありますので、ご紹介していきます。
■部分リノベーション
物件の一部分のみの改修を行います。例えば老朽化の進みやすいキッチンとお風呂場の水回りだけ、部屋数を減らし広い空間を生む等、改修箇所を限定して行うリノベーションです。費用を抑えられるメリットがありますが、内装を取り除いた改修は行わないため、耐震や断熱性能は向上させられないデメリットがあります。ただ、購入予定の物件が比較的新しい方や、改修したい箇所が少ない方にオススメの方法です。また工事期間も短く済み、居住しながら改修を進められる場合もあります。
■フルリノベーション
物件の骨格部分以外、全ての改修を行います。建て替えとは違い、骨格を残すため建て替えよりも費用を抑えられるメリットがあります。デメリットとしては、部分リノベーションに比べると改修範囲が大きいため、費用と期間が増えてしまう点が挙げられます。しかしながら、フルリノベーションであれば間取りの変更はもちろんこと、水回りの位置を変えることも可能です。マンションの場合はビル自体の構造上できないケースもありますので、希望される場合は必ず不動産会社か管理組合に確認をしておきましょう。
2.リノベーションとリフォームの違い
リフォームとは一般的に「古いものや壊れたものを修繕する」ことを指します。例えば、剝がれてしまった壁紙を貼りなおす、雨漏りする屋根を修繕する等、原状復帰を目的として直すことが中心の方法です。そのため、リフォームでは耐震や断熱性能は以前よりも向上しない傾向にあります。あらゆる設備や資材をゼロの状態に戻すのがリフォームです。
リフォームについて理解できたところで、改めてリノベーションとの違いを考えていきましょう。前章でご説明したとおり、リノベーションは「ライフスタイルに合わせて中古住宅を改修する」ことを指します。ゼロの状態に戻すリフォームとは違って、さらにプラスの価値を生むことができるのがリノベーションであると言えるでしょう。より豊かな暮らしを送るためには、フルリノベーションを行って自分好みの空間を創り出すことが近道です。
購入のご相談はこちら3.マンションのリノベーション
では、物件種別ごとのリノベーションの概要と費用をご紹介していきます。マンションのリノベーションはマンション自体の構造上行えない項目もありますので、必ず不動産会社や管理会社に確認しておくと安心です。
3-1.概要と特徴
中古マンションのリノベーションなら、新築マンションよりも費用を抑えて理想の生活空間を叶えることができます。また中古マンションには立地の良い物件が多い傾向にあります。これは、駅チカの住宅用地がどんどんと減り続けていることもあり、早いうちに建設されたマンションが必然的に好立地になりやすいという特徴があるためです。
3-2.費用
一般的に中古マンションのフルリノベーションにかかる費用は、1㎡あたり20万円程度が相場です。例えば、専有面積80㎡のお部屋の場合、1,600万円程になります。しかし、費用は使用する資材のグレードや改修内容によって異なります。間取りの変更や、水まわりの位置を変更する場合は配管の調整等も必要になるため、もう少し費用が増える傾向にあります。また断熱工事も費用がかかりやすい改修項目の一つです。では専有面積80m²の場合どのくらいのリノベーションが可能なのか、おおよその項目を費用別にみていきましょう。
・約~1,000万円まで
1,000万円までの予算では部分リノベーションが一般的です。できる項目としては、水回りの設備の新調やクロス等の張替え、また一部ではありますが間取りを変えることも可能です。例えば、2部屋分の空間を1室に作り変え、広い空間を生み出すことができます。加えて、場合によってはオーダーメイド家具を導入できる場合があります。
・約~1,300万円まで
フルリノベーションが可能となります。1,000万円までの項目に加え、間取り変更の制限がないため、好みの空間に作り替えることが可能です。また壁面の塗装も可能となり、室内の印象をガラリと変えることも可能になります。より、生活空間にこだわりたい方にオススメです。
・約~2,000万円まで
細部にこだわったフルリノベーションが可能となります。1,000万円までの項目に加え、オーダーメイド家具に制限がなくなり、断熱工事も行えます。例えば、キッチンやお風呂場等の水回りをフルオーダーにしたり、使用する資材にこだわることも可能です。また、断熱工事も行えますので、快適で住み心地のよい住まいにすることができます。
4.戸建てのリノベーション
続いて戸建てのリノベーションの特徴と費用をご紹介します。戸建てはマンションと比べて行える項目の範囲が広く、費用感も幅広くなります。こだわり抜くと青天井に費用がかかってしまう恐れもありますので、使う資材の見極め、作業項目の優先順位付けを行って費用と理想のバランスを取りましょう。
4-1.概要と特徴
マンションと違い共有部分がない戸建て住宅では、窓の位置や水回り等あらゆる部分を自由に変更することができます。様々な要因で変化する家族のライフスタイルに合わせた設計なら、オンリーワンの住まいで豊かな暮らしを実現できます。注文住宅と違うのは費用を抑えられること。将来的な資産価値としても大切にできるのが中古戸建のリノベーションです。
4-2.費用
一般的に中古戸建てのフルリノベーションにかかる費用は、1㎡あたり25万円程度が相場です。例えば、専有面積100㎡の住宅の場合、2,500万円程になります。しかし、費用は広さや使用する資材のグレード、改修内容によって異なります。戸建て住宅では耐震補強を行うケースも多く、マンションと比べて費用がかかる傾向にあります。では専有面積100m²の場合どのくらいのリノベーションが可能なのか、おおよその項目を費用別にみていきましょう。
・~約1,000万円まで
マンションと同様に1,000万円までの予算では部分リノベーションが一般的です。できる項目としては、水回りの設備の新調やクロス等の張替え、また一部ではありますが間取り変更も可能です。場合によってはオーダーメイド家具を導入できる場合があります。
・~約1,500万円まで
1,500万円までの価格帯も部分リノベーションとなります。室内か外壁か、どちらかに絞ればフルリノベーションと同様の項目を行うことが可能です。また間取りの変更も比較的自由に行えますので、家族のライフスタイルに合わせた空間設計が可能です。この価格帯では取捨選択が必要ですので優先的に行わなければならない項目を明確にしておきましょう。
・~約2,000万円まで
2,000万円までの予算なら、室内のフルリノベーションはもちろんのこと、外壁や塗装の補修等も行えます。1981年6月以降の新耐震基準で建築された物件であれば、耐震工事に費用をかけなくて済むため、かなり自由なリノベーションプランを選択できます。
・約2,500万円~
予算が2,500万円以上あれば、思いどおりのリノベーションが可能です。また、2世帯住宅への作り変えも行えるため、家族の形に合わせたフルカスタムの住宅を実現できます。価格的には新築戸建てを購入できる金額ではありますが、再建築不可の土地や法改正の影響で建て替えができないケースに良く利用されます。また、当然法律等の影響がなくとも、愛着があったり、より緻密なリノベーションをされる方にもオススメの価格帯です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?本記事ではリノベーションとは何かをテーマに、リノベーションの概要やリフォームの違い、物件種別ごとの費用相場とできることをご紹介してきました。では、今回の記事でご紹介した内容をおさらいしておきましょう。
■リノベーションの概要
・リノベーションとは比較的規模の大きい改良工事を行い、住宅性能や付加価値を高めること
・部分リノベーションとフルリノベーションがあり、希望と予算で改修範囲の調整が可能
■リノベーションとリフォームの違い
・リノベーションは住宅性能や設備を強化し、プラスの価値を生む改修のこと
・リフォームは原状復帰を目的として、傷んだり修繕が必要な箇所を補修すること
■マンションのリノベーション
・新築マンションよりも費用を抑えて理想の生活空間を叶えられる
・マンションの構造上行えない項目もあるため注意が必要
・部分リノベーションの費用は1,000万円程度
・フルリノベーションには1,300万円程度の費用がかかる
■戸建てのリノベーション
・戸建て住宅は制限がないため、自由なリノベーションを行える
・自由に行える分、費用が増えやすく改修項目の厳選が必要
・部分リノベーションの費用は1,500万円程度
・フルリノベーションには2,000万円程度の費用がかかる
ポイントは上記に挙げた4点です。近年、都心地域での地価上昇や住宅用地の減少が続いており、中古物件の価値が高まってきています。特に中古マンションは好立地な物件が多く、マンションのメリット最大限に活かしながら、リノベーションで理想の暮らしを送ることができます。また、中古戸建てでも費用を抑えて自由な空間設計を行えるメリットもありますので、ぜひ中古物件×リノベーションを検討されてみてはいかがでしょうか。
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